よくみれば雑食

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あ、そっかぁ、もう夏なんだなぁって気付いたある日の出来事

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もうそんな季節かぁ…

 

どうも。先日ついにクーラーを解禁しました。カザマです。

気付けばもうだいぶ暑くなってきて、いよいよ夏っぽくなってきたなぁと感じる今日この頃。

そんな時期の訪れにとある少年はとても喜んでいたようで。

 

とある休日の朝に

 

「にっぽんの~なつですよ~!」

 

聞き覚えのあるフレーズを叫ぶ少年の声が聞こえたような気がして目覚めた午前9時。

寝ぼけているのかと思い、二度寝を決め込もうかとしたところに続けざまに聞こえる「にっぽんの~なっつでっすよ~!」という先ほどより元気な声。間違いない。どこかで叫んでやがる。

しかしなぜ、今どきの少年がこれまた懐かしいワンフレーズを何度も叫んでいるんだろう。あとそう何回も言わなくても日本の夏がやってきたことはもう知っている。そろそろ藤原竜也が蚊取り線香のうんちくを語り始めるころだ。

世界広しといえども、どこのだれかも分からん少年によって夏の訪れを知らされるという斬新な方法での目覚ましを体験したのはそうそういないだろう。

ちなみに、私のよく知るレアじゃない基本的な朝の目覚めは2パターンで、「コッケコッコォ~」「もうっ!おにいちゃんいつまで寝てるのー!はやく起きないと遅刻するよっ!」のどちらかである。ちなみに後者はこのあとに、

 

母:「あんたたちいつまでグズグズしてるの!はやく朝ご飯食べちゃいなさい!遅刻するわよ!」

妹:「ほらぁー!おにいちゃんのせいで私まで怒られちゃったじゃなーい!」

俺:「う~ん…あと5分だけ…」

妹:「もーうっ!いい加減に起きないとお仕置きだぞー!」

ドスッ

俺:「うぐっ!?こ、コラ!上に乗るな!お、重い…!」

妹:「すんなり起きないおにいちゃんが悪いんだからね~」

 

と続く。

あえて文字だけで表現してみたので、妹のビジュアルは読者のみなさまの想像におまかせしたいと思う。

ちなみに私は、高校2年生で程よい長さの黒髪がよく似合うかわいい妹を想像してPCの前でニヤニヤしていた。

……で、なんの話だっけ?

 

「にっぽんの~なつですよ~」とは

そうそう、妹の話はひとまず置いておきまして、自宅のベランダからその声のするほうを見てみると、背格好からして幼稚園年長から小学校低学年くらいかと思われる少年が声の主であるということがわかった。

家の近くに小さな公園があるのだが、そこにある小高い丘のうえに登ってなぜかマンションに向かって「にっぽんのー!なつですよー!」と叫んでいた。なぜか回数を増すごとに叫びに力が入っている。

休日ともなると近くのマンションから子連れのパパママが公園に遊びに来たりするもんで、別にその光景そのものはいつもと変わらぬ風景なんだけど、少年の叫ぶ懐メロならぬ懐ワードだけはどうしてもスルーできない。

 

 

「にっぽんのー夏ですよー」とは、田中好子さんという女優が出演し1990年代に放送されていた、超有名そうめん『揖保乃糸』のCMに出てきたワンフレーズ。

揖保乃糸のCMそのものは最近でもテレビで見ることはあるが、なぜかこのワンフレーズは強烈に脳裏に焼き付いている。

私の記憶でも「にっぽんのぉ~なつですよぉ~」と若干タメながら噛みしめるように言っていたような気がしていたが、改めて実際に見てみると割とサラッとしていた。私も少年も微妙に間違って覚えていたようだ。

まぁその言い方はいいとして、このCMが放送されていたのは1996~97年ごろで、ちょうど私があの少年と同じくらいのときにテレビで見たものであるらしい。こんな20年も前のCMをなぜあの少年が知っているんだろうか。まさかたまたまYoutubeで見たとか?

そんなことをいろいろ考えた末にたどり着いたのは、『27歳のママに教えてもらった可能性』だった。あぁ、そうだった…。もう27歳だったんだ…。子供がいても不思議じゃねぇや。ハハハ…(現実から目を背ける様子)

 

なんだかそうめんが食べたくなってきた

1人で勝手に懐かしんで、勝手に想像してちょっとへこんでいるうちに気付けば少年の声は聞こえなくなっていた。

まさか『アンチ揖保乃糸』派閥の過激派に連れ去られたんじゃないかと思って一瞬ヒヤッとしたが、ひとしきり叫んで満足したのか公園の遊具で遊んでいた。

ホッとしたら急にお腹が空いてきて、そのうえ洗脳のように聞かされた懐ワードのせいで無性にそうめんが食べたくなってしまったが、昨日のあまりのサラダが冷蔵庫に残っていたのでそれをモシャモシャしていたら意外と満足した。

揖保乃糸というと勝手に高級品のイメージがあったけれど、どうやらグレードみたいなものがいくつかあってそれによっては本当に最高級品といったものもあれば、スーパーでよく見る1袋いくらというスタンダードなものまで幅広く扱っているらしい。

さらに言えば揖保乃糸を越える高級品などもいくつかあるようで、意外とかなりの数のレビューが検索でヒットした。それぞれ喉ごしとかツルッとした唇で感じる食感なんかが違うのだと。

それらを見ているうちに【そうめん評論家】とかもなかなか面白そうな職業じゃないかとも思ったけれど、TUBEと同じくらい限られた時期の活動しかできなさそうなので冷静になって考え直すことにした。

とりあえず次にカラッと晴れた休日の昼食はそうめんにしようと思う。