【ちょい下ネタ】無邪気な子供の発言、殺傷能力高すぎ問題
無垢で悪意のない卑劣な犯行
どうも。なぜかよくチビっ子に好かれるカザマです。マスコットキャラにでも見えているんだろうか?
ということで今回は『子供の発言って時として恐ろしいわよねぇ…』というお話。
無邪気な子供から発せられる言葉は、時として大人にとっては猛毒になりますから。
お子様、見事に母親をノックダウン
毎朝恒例、いつものように電車の発車時刻ギリギリに乗り込むカザマ。
肩で息をしながら今日もなんとか間に合った…とホッとしていると、次の駅でリュックを背負った男の子とお母さんが乗ってきた。
どうやらこれからどこかへお出かけするらしく、「お母さん!楽しみだね!」なんて言いながら男の子は目をキラキラさせている。けど、お母さんポケモンGOやってる。口では「うーん、楽しみだねー」と言っているけど、息子そっちのけですっごい熱心にやってる。
男の子は時刻表を見ながら「〇〇駅についたらダッシュだね!」とか言ってるけど、お母さん画面のなかのポケモンに夢中で聞いてない。あとモンスターボール投げるのが絶望的に下手。
朝の退屈なときに目の前でそんな光景を見せられたもんだから、もうその親子のことが気になってしまって仕方がなくなった。ということで、今朝はこの親子を観察することにしよう。なんて思っていたら、電車内にアナウンスが。
急停止ボタンが押されたため現在、現場の確認を行っております。そのためこの電車は停車いたします…
おいおい朝から勘弁してくれよ。まぁこの親子の観察してるから退屈はしないけどさ…。なんて思っていると、男の子から「なんで急停止するの?」という質問がお母さんに投げかけられた。
それに対してお母さん、「誰かが急停止のボタンを押したからだよ」って…。そんなん分かっとるわ。それは間違いなく少年の聞きたかった答えではない。国語のテストだったら0点だぞ。
しかしこれで少年のスイッチが入ったのか、ここから怒涛の質問責めが始まる。もうこうなると誰も止められない。純粋無垢な子供の好奇心・知識欲ってやつは、なかなかエグいものがある。
無事に電車が動き出した後も、ことあるごとに「なんで通過待ちするの?」「なんで3、4番線があるの?」「なんで乗り換えがあるの?」「ねぇなんで……」と怒涛の質問地獄。傍観者からすれば面白いことになってきたが、母親の立場からしたらたまったもんじゃないだろう。
とどまることを知らない男の子の質問はいよいよ「なんで木は緑なの?」「なんで夜は暗くなるの?」ともうやりたい放題。もはや電車に関する質問から大きく脱線していた。(電車だけに)
ここまでポケモンを探しながら片手間に答えていたお母さんも、こうなるとさすがにもうポケモンどころではなくなったようで、男の子に静かにするようにと注意をする。
が、一度勢いのついた少年の好奇心は止まらない。怒涛の質問責めでいよいよお母さんにも疲れの色が見えてきた。たまらずお母さん、男の子の口を抑えようとするかどうかというところでトドメの一撃。
「なんでお母さんにはおっぱいがあるの?」
!?(゚Д゚;)
男の子のあまりにも唐突な爆弾の投下によって近くにいた大人が全員『!?』ってなっていた。無邪気であるがゆえの破壊力がすごすぎる。
ジャブ(可愛げのある質問)でじわじわダメージを与えつつ、相手がたまらず手を出してきたところに渾身の右ストレート(爆弾投下)。なんという隙の無い攻撃。
一方、右ストレートがモロに入ったお母さん。これにはもうなす術が無い。赤面しながら「変なこと言うんじゃないの…」と小声で諭すことしかできない。ノックアウト寸前のようだ。
しかし対する男の子、「ねぇなんで!なんでおっぱいあるの!?」と攻撃の手を緩める気配はない。一切、手加減する様子は見られない。ひたすら打つべし!打つべし!の精神である。
そんな男の子の熱いおっぱい愛に感動していたら、あっという間に目的地に到着してしまった。最高に面白くなってきたところで別れるのは実に名残惜しいが、そこをグッとこらえて職場に向かったのが金曜の朝の出来事。
実にプレミアムなフライデーでしたとさっていうオチ。
なお、終業時間はいつも通りである。
思い返すと自分も鋭いパンチを打っていた
しかし今になって思い返すと、幼いころの自分もなかなかにエグい質問を母にしていた。あれはまだ邪な感情が芽生えるより、ずっと前の話。
風の噂で女の子にはぞうさんが付いていないという驚愕の話を耳にし、すぐさま母親に真実のほどを確かめるべく質問したことがある。質問内容はこうだ。
「女の人はチンチンないのに、どうやっておしっこするの?」
これはひどい…。
大人になった今の自分になら分かる。
これを母以外の女性に投げかけていたらと思うとゾッとする。
そしてこれに対する母の回答は
母「ガイコツの目みたいなからところから出すんだよ。」
ボク「えぇ…(ドン引き)」
これはひどい……。
おかげで、しっかりと身体の構造を学習するまで、しばらくの認識はこれだった。
ガイコツの目の奥からジョワ~っと水が溢れだしてくるイメージ。
女の人はなんて恐ろしいものを隠し持っているんだ…。もし自分の股間にガイコツがついていたら、とてもじゃないけれど平然としていられる気がしない。男で、ぞうさんがあって本当によかった…。
と、心の底から人体の構造に恐怖していたのを今でも鮮明に覚えている。何も知らない無垢な子供にひどいトラウマを植え付けた母の罪は重い。
しかし当時は何をどう思ってこんなこと言ったんだろうか。大人になったいま、今度は自分が説明する側になるかもしれないのだ。そのためにも準備は必要である。
そのあたりも踏まえて、今度会ったときにでも母に真相のほどを聞いてみよう。
(※ちなみにこの出来事から少ししたくらいに起きた事件がこちら)
(※この記事は2017.04.02に公開したものを大幅に加筆・修正したものです)