「あれ？これ〇〇っぽいな」って感じた曲の作詞作曲が予想通りだったときのやったった感が気持ちいい
タイトルがすごーく長くなってしまったけれど、今回言いたいことはズバリこのまんま。
どうも、最近はインディーズのロックバンドのMV巡りがすごく楽しいです。カザマです。
なんだこのすごく聴いたことある感じ
とあるキーワードについて検索していたつもりが、よそ見をしていたためにミスタッチしていたらしくGoogle先生に「もしかして？」と問いかけられた検索結果が求めていたものと全然違うものだったのだけれど、これが今回のことのはじまり。
先生がこちらに提示してきたのは『夢みるアドレセンス』という女性アイドルグループだった。
夢みるアドレセンス 『ファンタスティックパレード』
で、少し調べてみると彼女たちの曲もYoutubeにいくつかあがっているようなのでせっかくだからと聴いてみたその1曲目。
な…、なんだこの強烈なKEYTALK感は…！
もうイントロからしてKEYTALKだし、キレッキレの謎ダンスもKEYTALKっぽいし、サビまでKEYTALKっぽいと思ったらギターソロにまで強烈に滲み出るKEYTALK。
おいおいおいおい…！こんな似てていいのか…！？
昨年、日本武道館公演を大成功に収めた新世代ハイブリッド・ロックバンドの旗手、KEYTALK・首藤義勝が作詞作曲、 さらに、数多くのロックバンドのプロデュースを手掛け、la la larksのメンバーとしても活躍する江口亮がアレンジを担当するパーティ・チューン
と思ったらKEYTALKだった。
KEYTALK/「MONSTER DANCE」MUSIC VIDEO
さっきからKEYTALKとか言われてもサッパリわかんないし、だんだんゲシュタルト崩壊してきたかと思うんですが、こちらが楽曲提供した彼が在籍するバンド。
すごいでしょ。どっちを先に聴いてもらっても多分出てくる感想は同じなんだと思うんだ。きっとみんな口をそろえてこう言うはず。
「うわっ！すげぇKEYTALKじゃん！」
ね。もうKEYTALKにしか聞こえないでしょ。
完全に一致しすぎて彼女たちにMONSTER DANCE歌わせても、彼らにファンタスティックパレードを歌わせても間違いなく成立する。違和感なんてものはない。
でもこのすぐにパッと分かるということは『KEYTALK』という1つのジャンルを確立しているということだからいいことなんだけどね。
ちなみに、夢みるアドレセンスの彼女たちはMVによってメンバーが5人だったり4人だったりする。
これはメンバーの1人がYoutuberと付き合っていたことがバレて、アイドルとしての規約違反のペナルティとして長期の活動自粛に至った末に2017年3月に自主脱退したことが関係しているようだ。
Twitterの裏アカウントが引き金になったようで、そもそもそんなものを作っちゃってる時点でツッコミどころ満載なんだがそれ以上に、いやぁ…Youtuberって。調べても全然知らないパリピみたいなやつだったし、これは重大なミスを犯したんじゃないのだろうか。ヒカキンとかと付き合えてれば話は別だが。
そしてさらにおもしろいのが、それが発覚したのがとある曲のリリース直後だったらしいのだが、その曲の作詞作曲がゲス不倫で世間を賑わせた『川谷絵音』その人で、ファンの間では『ゲスの呪い』とか言われてたり、公式ウェブサイトではデカデカと『新メンバー募集！』とか出ててもうなかったことにされてたり、調べれば調べるほどに、どれもこれもメインディッシュ級のネタがバンバン出てきて笑いが止まらなかったんだけど、それはまた別の機会にでも。
聴いたことある曲だなぁ…って結構あって
まぁここまでハッキリわかりやすい曲ってのも、そうゴロゴロあるわけじゃないけれど「あ、楽曲提供したんだな」ってのが比較的わかりやすい例を2つほどあげてみる。
内田真礼2ndシングル「ギミー！レボリューション」ミュージックビデオ
まずは『まれいたそ』こと内田真礼（うちだまあや）さんが歌うこちらの曲。
これはもうイントロのギターが完全にあの人。あの人節が出てる。
すごくこう…なぞりそう。
UNISON SQUARE GARDEN「オリオンをなぞる」ショートVer.
UNISON SQUARE GARDEN「10% roll, 10% romance」ショートver.
正解はUNISON SQUARE GARDENのベーシストであり、作詞作曲家でもある田淵氏の提供曲でした。なんか唐突にクイズとか始めちゃった。
でもそう言われるとそう聴こえてくるでしょう？特に最新曲のメロディとはかなり近しいものがある。ていうか最新曲もめちゃくちゃカッコイイな。ツアーチケット申し込まなくちゃ。
あとオリオンをなぞるのMVの斎藤さんは生田斗真に似ている。これはMVを見るたびに誰かに必ず言っている。あまりにもいろんな人に言い過ぎてるもんだからこの発言だけで身バレするまである。それでも私は言い続けますよ。
UNISON SQUARE GARDEN トイズファクトリー 2017-08-09
しかし田淵氏の楽曲にはそれぞれ特徴というか、しっかり住み分けがされているように感じる。
というのも、戸松遥さんとかにも楽曲提供をしていてそちらも知っている人が聴けばニヤッとする田淵節が効いているのだが、アニソンとして提供している曲はしっかりアニメに馴染むようにロックテイストは少々おさえめにしているように思える。
かと思えば、自身が所属するバンドのユニゾンもアニメとのタイアップをする機会はかなり多い。先に紹介した2曲ともアニメのタイアップ曲なのだが、まれいたその曲と聴き比べてもらえばお分かりの通り、UNISON SQUARE GARDENの曲はあくまで自分たちが演奏して歌うことを念頭においたガチのロック曲なのだ。もちろん曲によってはアニメの雰囲気を混ぜ込んだりしてしっかりリスペクトはしているが、決してアニメ専用として作っているわけではない。
と思えば、男性ロックバンド顔負けの熱いパフォーマンスが売りの女性シンガーLiSAにも多くの楽曲提供をしているが、これは彼女のパフォーマンス（とバックバンド）が活きるようなロックテイストの曲ではありつつも、しっかりユニゾンの曲とは区別できるようになっている。ユニゾンはボーカルはもちろん、バンドサウンドもしっかり聴かせるような曲だけど、LiSAの場合はボーカルが1番前に出てくるような曲が多い気がする。
うーむ、めっちゃ器用だなこの人。田淵マジすげー。
という感じで、これだけ褒めちぎったのでツアーチケット当選させてもらえませんかね？よろしくお願いします。
【ももクロMV】サラバ、愛しき悲しみたちよ / ももいろクローバーZ
さて、2つめの例はももクロちゃんたちのこちらの曲。
この曲は結構有名なので知っている人も多いと思うが、イントロからやはりあの人節が効いている。そしてサビのメロディで完全に「あーっ！」ってなる。
わかりやすいなぁ。でも大好き。
HOTEI - POISON
正解は世界的ギタリストの布袋寅泰さん！
この曲はTHE布袋サウンドという感じなので、すぐにピンとくる人も多いんじゃないだろうか。 もうこの2曲はメドレーで歌われてもなんの違和感もない。（というか実際に本人がセルフカバーしているLIVE映像もあったりする）
あと布袋はBaby言いがち。Baby世界記録保持者なんじゃないかってくらいベイベーしてる。でもここまでBabyがサマになるのも『布袋寅泰』という人のカリスマ性があってこそなんじゃないだろうか。ベイベー。
布袋寅泰 Universal Music =music= 2016-06-22
ちなみに布袋さんに関しては大ベテランゆえ楽曲提供している数もかなり多く、代表的なものでは妻で歌手の今井美樹さんの名曲『PRIDE』の作詞・作曲・編曲を手掛けていたりもする。さすがにここに布袋のギターサウンドが入ってきたら笑う自信がある。
また、小ネタとしてジブリの名作である『風の谷のナウシカ』の王蟲の鳴き声はなんと布袋さんのギターサウンドであるというのだ。
話題となっているのは、2月8日に投稿された「ナウシカのオームの鳴き声は僕のギターなんですよ！」という布袋のツイート。これは、ファンからの「好きなジブリ映画をおしえてください！」という質問に対するツイートだったが、あっさりと明かされた驚きの事実には、現在100人以上がリツイートしており、大きな話題になっている。
王蟲といえば、劇中に登場する巨大な虫で、そのインパクトには度肝を抜かれた人も多いはず。同作の音楽を担当しているのは、ジブリ映画や北野武監督作品でおなじみとなっている久石譲だが、布袋は王蟲の声をやることになったきっかけについても、「久石譲さんに呼ばれてギターで泣いてくれと頼まれました。ずいぶん昔の話です」と明かしている。
楽曲提供のみならず、鳴き声提供までするなんて…！さすがはギターヒーロー！シビれるぜ！
というわけで、みなさんも「あれ？この曲…？」というのがあったら作詞作曲が誰なのか調べてみると面白いですよ。
それで調べてみたら作詞作曲が予想してたのと全然違ってたりすることもあるから、それがまた面白いのよね。
