よくみれば雑食

よくみれば雑食

雑食系男子が日々の出来事やお役立ち情報、気になる話題など幅広く書いてます

【映画】見た目はネズミ、頭脳はオヤジ、その名は名探偵ピカチュウ!

 f:id:ricaldent1990:20181113222439j:plain

 

そして声はダンディー。

 

2019年、とうとうハリウッドにてポケモンが実写映画として爆誕する。その名も『名探偵ピカチュウ』。

 

ハリウッドの実写化は期待大

まずは本編の予告映像からどうぞ。

 

 

ピ、ピカチュウが喋ってる!!? 

 

実はこれ、ポケモンが実写映画化されると言っても世の子どもたちを魅了したポケモンのメインシリーズが映画化するわけではなく、2016年にニンテンドー3DSで発売されたゲームソフト『名探偵ピカチュウ ~新コンビ誕生~』および2018年に追加要素を盛り込んでリメイクされた『名探偵ピカチュウ』の劇場版ということになっている。

ゲームの内容もポケモンを集めて進化させてジムに挑むという従来のものではなく、渋い声が特徴で喋る(と言っても普通の人にはピカチュウがピカピカ言っているようにしか聞こえない)ピカチュウと、なぜかピカチュウの言っていることが分かる少年のティムが相棒となり、事件を解決していきながらその裏に潜む巨大な陰謀に挑むというもの。

物語は行方不明になった父、ハリーを探すためにライムシティを訪れたティムが1匹(1人?)のピカチュウと出会う。実はこのピカチュウはハリーの元相棒で…というところから始まるのだが、その性質から全体的に落ち着いた雰囲気の作風となっており、どこか海外ドラマ(刑事コロンボとか)を思い出させるものとなっている。

舞台となるライムシティでは人とポケモンが共存しており、コダックをパートナーにしている女性記者のルーシーというキーキャラなども映画に登場するらしい。

 

ちなみにポケモンと共存できそうな人物といえば人力でポケモン以上の怪力を見せるうえに10万ボルトを浴びても感電死しないスーパーマサラ人のサトシのことを思い出す人が多いことだろう。

しかし、サトシはこの映画には出演することはないと言う。その理由をロブ監督がこう述べている。

 

「株式会社ポケモンでは、サトシを主人公とする映画をすでにたくさん作られています。だからレジェンダリー・ピクチャーズ(製作会社)には、新しいキャラクターを使うというアイデアを持ち込まれたんですよ。僕が参加した時点で、『名探偵ピカチュウ ~新コンビ誕生~』のキャラクターを提案されました。その裏側にあるストーリーを気に入ったんです。たいへん素晴らしい物語で、非常に温かい要素もあれば、とてもユニークだった。
サトシを主人公とする作品がたくさん作られているからこそ、“初めての実写映画は新しいキャラクターで新しいものにしよう”という発想はすごく良いと思いましたね。それでも『ポケモン』の世界に織り込む作品なので、ルールにはすべて従いますし、私たちが大好きな要素もお見せします。」

引用:「ポケモンワールドチャンピオンシップス」にて米IGNが行ったインタビューより

 

つまり、本作はあくまで『名探偵ピカチュウ』が映画化されたものであり、赤、緑、青から始まったレジェンド的シリーズの映画化でも、超長寿アニメの映画化でもないということだ。

では、名探偵ピカチュウを事前にプレイしておくべきなのかというと、現時点ではその必要もあまりなさそうに感じる。

ポケモンとはなんぞや?という基本的な理解だけ持っておけば基本的には完全オリジナルストーリーで描かれることになるはずなので、ゲームをプレイしていない人でも自然に物語に入り込むことができるのではないだろうか。もちろん、ゲームをプレイしたほうがさらに楽しめることは間違いないとは思うけれど。

 

声優が渋い

さて、冒頭にご紹介した予告映像と合わせて、次はゲーム本編の映像も見てほしい。

 

 

いかがだろうか。このピカチュウ、とにかく声が渋い。

劇場版の予告を見たピカチュウファンが「どうしてこんな声なんだ…」という深い絶望に打ちひしがれている様子が目に浮かぶが、実はこれゲームの設定を忠実に再現しているのである。

ちなみに英語版の声優を務めるのは大ヒットマーベル映画『デッドプール』で主人公のウェイドを演じたライアン・レイノルズ。

 

 

デップーとピカチュウのギャップがすげぇ。

なお、ゲーム版の声優は旧・鋼の錬金術師で『ロイ・マスタング』や、ひぐらしのなく頃にで『富竹ジロウ』を演じた大川透。

ピカチュウに「ピカチュウフラッシュ!!」って叫んでほしい。名探偵なんだしカメラくらい撮ったりしないんだろうか。

 

すげぇ楽しみ!だけど日本での公開予定は未定。

予告を見て「渡辺謙!?」と驚いたのはおそらく私だけじゃないだろう。なんでもヨシダ探偵という役で登場するらしい。

そのうえピカチュウを始めとするポケモンたちの毛並みもフワフワしていて動物っぽさが出ていたり、バリヤードの表情がやけに人間臭かったりと予告を見るだけでもそのクオリティの高さがうかがえるし、こんなん絶対おもしろいじゃんか!という期待が高まる。

もちろん期待が高まるのは映像だけでなく、なんと脚本はマーベル映画で大ヒットした『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のニコール・パールマンと、2019年に公開されるアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』アレックス・ハーシュが担当し、改稿には『マイティ・ソー バトルロイヤル』のエリック・ピアソンと『スポットライト 世紀のスクープ』のトム・マッカーシーが加わるというガチガチのガチっぷり。

そして極めつけに、エグゼクティブ・プロデューサーには株式会社ポケモンの代表取締役社長、石原恒和の名もしっかり記載されている。

これだけのメンバーが揃い、かつ本家公認で作成される映画が面白くないわけないでしょう!(これでアホほどズッコケたらそれはそれで面白いのでセーフ)

 

期待が高まる本作は、海外では2019年5月10日に公開予定。日本では公開日は未定だが、東宝が配給を行う予定になっているので要チェックだ。

今からドキドキワクワクが止まらないぜ!ピッピカチュウ!