【悲報】酒を毎日飲むと寿命が縮むことが判明!その期間、なんと半年!【どうでもいい】
みなさん、酒は好きですか?
お祝い事にワイワイ飲んだり、嫌なことをゆっくり洗い流すように飲んだり、さまざまな楽しみ方ができる酒。
1人でしっとり嗜むも良し、大勢でワイワイ盛り上がるも良し、いいですよね。酒。
でもそんな酒も、飲みすぎると身体に毒であるということは今や周知の事実。
そんななか、ケンブリッジ大学の研究チームが酒と寿命に関する最新の研究結果を発表した。
それがコチラ。
1週間に5~10杯の酒を飲むと、最大で寿命が6か月縮むリスクがある!
寿命が6か月も縮むんですよ!!
へぇ。そっかぁ。
もはや酒のせいかどうかも見分けがつかない説
ケンブリッジ大学の研究チームが、日頃から飲酒をするという60万人を対象に調べたところ、1週間に5~10杯のペースで酒を飲むことで寿命を最大で6か月縮めることになると言う結果を発表したという上記の記事。
これを読んで素直に出た感想は「わざわざ我慢して半年でも永く生きたいか?」である。
なお、この話はあくまで『酒を飲む=寿命が縮む』という部分にフォーカスしているため、「酔っ払いは他人に迷惑かけるから酒は悪だ!」みたいな別方向の話はひとまず置いておく。
で、本題に戻るけれども、「酒を日常的に飲むことでアナタの寿命、半年縮みますよ」と言われて、これを読んでいるあなたはどう受け止めるだろうか。私の素直な感想としては、クッソどうでもいい。
研究者たちはこの結果をもとに、『酒は健康にいいんだよ!少量の酒は薬だよ!』という説は誤りであると主張しているのだそう。
もちろん、年齢や毎日に飲む酒の量によっては更に病気のリスクが増えるため、それに伴い平均寿命も縮むのだが、そもそもこの1週間に5~10杯という曖昧な表現の時点でイマイチ危機感を覚えづらいのは確かである。
なお、死亡リスクをギリギリ上限で抑えようとすると、1週間あたりに飲める酒は約12.5ユニットだそうだ。これはビール約5パイント、もしくは平均以上のアルコール度数を持つワインを175ミリリットルのグラスで5杯分に飲むことに相当するらしい。
ユニット?パイント??平均以上??? もう研究結果を読めば読むほど、どうでもよくなってくる。
ちなみに、
ユニット (unit) とは、医薬・臨床化学分野で用いられる酵素活性(触媒活性)の単位である。英語では enzyme unit、ドイツ語では Enzymeinheit で、そのまま訳せば「酵素単位」であるが、日本語では「ユニット」という単位名称で呼ばれる。
ユニットとはグラム換算などできるようなものではなく酵素の量、つまるところ500mlのビールに酵素がどんだけ入ってるんだとかそういう話になるっぽくて、
パイント(pint)は、ヤード・ポンド法における体積(容積)の単位である。
他のヤード・ポンド法の体積の単位同様、パイントも、アメリカとイギリスで異なる値が使用されており、アメリカには2種類の値のパイントがある。いずれも、8パイントが1ガロンである。
- 英パイント -- 20英液量オンス = 0.56826125リットル
- 米液量パイント -- 16米液量オンス = 0.473176473リットル
- 米乾量パイント -- 0.5506104713575リットル
メートル法への移行のため、現在イギリスでは、パイントは(例えばパブなどでの)グラス入りのビールやサイダーの販売および牛乳の販売(メートル法の単位も使用されている)にのみ使用されている。多くの料理のレシピにおける材料の量の表示は、ヤード・ポンド法とメートル法の両方が使用されているが、パイントは大量の液体の量(おおむね500ミリリットル以上)の表示にのみ使用されている。
フランス語ではパント(pinte)。メートル法より前に使用されていた液量単位で、パリのパントは、約952.146ミリリットル、シャリュス(ボルドーのあるアキテーヌ地方のコミューン)のパントは2.380リットルであった。 バーでは1.07リットル。
パイントは日本ではあまり聞き慣れない単位だけど、ざっくり1パイントで500mlくらいだと思っておけば良さそうだ。みんな大丈夫?ここまで付いてこれてる?
つまり、ケンブリッジ大学の研究チームは「1週間にビールのロング缶を5本以上飲むと健康的にやべぇよ!」と言っているのだ。最初からそう言えよ。これだから頭のいいやつらは。
酒を飲むことで寿命が縮むのは分かったけどさ
じゃあここで忘れかけていた、なぜ寿命が縮むのかという話に戻ろう。
研究チームは上記の飲酒を続けることによって、病気のリスクがそれぞれ脳卒中 14%、命にかかわる高血圧症 24%、心不全 9%、命にかかわる大動脈瘤 15%ほど上昇するとの研究データを提示している。
そのうえ、過去の研究における少量の飲酒における健康的なメリットを全面否定し、あげくに
「結局のところ、飲酒が健康に良いなどあり得ない。それがこの研究ではっきりした。あまりに出来すぎた話というのは、往々にしてこういうものだ」
「飲酒する人が、命にかかわらない心臓発作を起こす可能性が普通の人より少ないとしても、飲酒は致命的な心臓発作や脳卒中などを含む他の心疾患のリスクを高める。なので、飲酒の効用は、飲酒によるリスクで相殺される」
と断言している。メチャクチャ言うやんコイツ。なにそのプラマイゼロ理論。
しかしこの研究結果、Q&A形式でひも解いていくと割とガバガバで、
Q.上記の病気はすぐになるの?
A.なるかもしれんし、ならんかもしれん
Q.具体的にはいつごろ?
A.今かもしれんし、数十年後かもしれん
Q.最大で半年って言ってるけど、最短は?
A.人によっては縮まらんかもしれん
Q.このデータから「酒が原因で早死にした!」って言いきれる?
A.それはさすがに言えんかもしれん
となる。
うーん、無視!w(※原文をすべて読んだわけではないのでツッコミどころがあれば教えてください)
でもさ、もうさ、こんなことを言い出したら『毎日風呂に入ってる人100万人を対象にした結果、寿命が3か月縮むことが判明!』みたいな、なんでもアリになってきそうじゃないかね。
「あ、歴史上の早死にしてる人は麺類が好きらしいぞ!こりゃ麺類は健康のリスクがありそうだぞ!」みたいな。好奇心旺盛なのはいいけども。
いよいよ、「もういっそのこと食べるという動作そのもので、なんかしらのダメージが内臓にきてよく分からんけど死にます」みたいな話まで出てきたりして。
なんだろう。なんかメチャクチャな研究結果が出てくる妄想してたらすげぇワクワクしてきた。
酒はほどほどにね
酒と健康に関する研究が盛んに行われていて、さまざまなデータをよく目にするけれど、ここまでどうでもいいと思えてしまうものもなかなかに珍しい。
なお、この結果を受けて飲酒量の上限を定めるガイドラインに修正が入った国もいくつかあるようだ。そのガイドラインとやらにどれだけの効力があるのかは知らんが。
とまぁ、いろいろと疑問符がつく研究結果をネタに好き勝手言ってはみたものの、酒の飲みすぎがいろんな意味で危ないのはまず間違いないのは確かだから、20歳になりたてのパリピや付き合いの多い新社会人たちはくれぐれも酒との付き合い方には注意してほしい。
酒は飲んでも飲まれるな。酒とは上手に付き合っていきましょう。
ちなみに私は、先日の仕事終わりに先輩とはしご酒を満喫し、翌日2人そろって二日酔いで仕事を休みました。
ねー。もうほんとにね。酒とは上手に付き合っていきましょう。(戒め)