【ドラマ】『人は見た目が100パーセント』第2話が絶望的につまらなかった
モウミネーヨ
どうも。撮りだめたアニメでHDDがパンパンのカザマです。
いまだに前クールのアニメで1話も見てないのあるし…。
終始ギャグが寒かった第2話
さて、前回の第1話の感想では「意外と面白いじゃん!」と紹介したこのドラマ。何かとネットで槍玉にあげられるフジテレビだけど、みんなそれだけで悪いイメージ持ってない?ドラマそのものは内容で判断しなくちゃ勿体ないと思うんだけどな!というニュアンスで記事を書いたような、書いてないような。
第1話では原作マンガをベースにしたのんびりとした構成なんだなぁくらいにしか思わなかったけれど、さすがに第2話のグダグダ感は擁護できない。桐谷美玲を目当てで見るにしても苦痛がすごすぎる。
もう途中から画面を見てなかったし、なんなら最後の10分くらいは早送りしてなんとなく内容を把握するくらいで満足した。結果、第3話を見ることはないだろう。
ちょっと期待していただけにガッカリした。いったいなぜここまで酷い内容になってしまったのかをいくつかにまとめてみた。
ギャグがいちいちスベってる
まず何よりもこれが大問題。原作を読んでいない私のような視聴者からすればあのシュールをはき違えたクソ寒いギャグパートは不快でしかなかった。しかもそれを終始ダラダラと見せられるもんだから忍耐力が求められてくる。まるで修行僧になったかのよう。これはギャグ要素をメインに進んでいく物語である以上、仕方のないことではあると思うんだけど、その肝心のギャグ要素が壊滅的じゃあ救いようがない。
最近のドラマは原作にない余計な描写を入れて原作のファンから叩かれているのをよく見るけど、今回もきっとその類のものなんじゃないかと思っている。一方的な『どう!おもしろいでしょ!』感がすごい。
そのうえ仮にあの内容が原作通りであったとしても、それは独特の雰囲気を表現する環境があってこそ輝くもののような気がする。マンガという媒体が持つ独特の雰囲気とそれを作り出す作者のセンスがあってこそのもので、そういうのに疎いドラマ班が実写でやっちゃうと目も当てられなくなるほど酷い茶番が出来上がってしまう。
これまでも多くのマンガが実写化されて、そのたびに失笑を誘う出来のものが量産されてきたけれど、今回のこれもその失敗例のうちの1つに入ってしまったような気がしてならない。
演技が棒すぎて安い演劇を見ている感覚になる
第1話では意外とイケるやん!と思っていたブルゾンちえみの演技が、第2話ではそれはそれはもう驚きの棒読みで唖然とした。これはヒドイ。
そのうえ水川あさみもワザとなのか分からないけど棒読みっぽいのが目立つし、サブキャラの演技もなんかもう…。
そのせいで全体的にすげぇ金のかかってる学芸会みたいになっちゃってて、室井滋や鈴木浩介といったベテラン陣が不憫でならない。
そのうえ前述の通り基本はギャグ要素を押し出してのストーリー進行のため、ストーリーの内容そのものも薄い。文字にするなら『結婚式に呼ばれたので張り切ってオシャレしようとしたけど失敗しました。』で済む程度のもの。そのため我々視聴者は桐谷美玲が失敗してバタバタしている様子をただただ60分眺めているだけになる。起承転結とかは特にない。ずっとダラダラしている。そういった感情移入のしづらさも相まって見れば見るほど冷めていってしまうのではないだろうか。
キャラにイライラしてしまう
致命的。
冴えない理系女子が全力でキョドっていろんな人に迷惑をかける。第2話はそういう話なんだけど、文字で見るだけでもちょっとイラッとする。
男性が苦手というキャラなのは分かるけど、オーバーアクションで避ける様は見ていてイライラしかしない。しかもそれを面白いと思っているのか何度も繰り返す。マジでこの監督のセンスがヤバい。
例えばベタだけど、内心バクバクして倒れそうだけどその場では耐えきって、いつもの3人になったときに緊張から解放されて失神しちゃうとかいう展開ならまだ微笑ましい。それをコミカルに見せてくれたら「あ、マンガっぽいな」っていうポジティブな感情で見れたんだと思う。
こればかりは個人の好みの問題もあるんだろうけど、私が感じた印象としてはとにかく演出がくどい。メチャクチャしつこい。背脂ましましでデロンデロンになってるラーメンみたいなしつこさ。怖いもの見たさに食べて後悔するやつ。
結果
これに1時間使うくらいなら自宅のベランダから外を眺めているほうがまだ精神衛生上よろしいという結論にたどり着いた。
冒頭にも書いた通り、HDDがパンパンに膨れ上がってるため早々にこのドラマは切ります。何かの間違いで急に面白くなったら教えてください。