よくみれば雑食

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ドラマ『人は見た目が100パーセント』は男が見ても大ダメージを受けるから気を付けろ!

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公式ホームページ:http://www.fujitv.co.jp/hitopa/index.html

 

木曜10時からフジテレビで放送されている『人は見た目が100パーセント』というドラマをたまたま見たのだけれど、これがなかなか面白かった。

なんか冒頭から宣伝みたいな出だしになってしまったけれど、フジテレビからは1円ももらっていない。広報担当さん、連絡お待ちしております。

 

女子モドキに美人女優を起用するのはどうなのか

物語の主人公は製紙素材の研究員の理系女子3人組。

ある日、彼女たちが研究していた素材の高い保湿効果が大手化粧品メーカーの目にとまり、新製品開発の名目で彼女たちの働く研究所は吸収されることに。

化粧品メーカーという華やかな環境に身を移すにあたり、今まで化粧やオシャレといったこととは無縁だった彼女たちは苦悩する。

そんななか大手化粧品メーカーの研究センター長を務める男性に「これからはもう少し身なりに気を使ったほうがいい。人は見た目が100パーセントなのだから。」と言われたことをきっかけに、彼女たちはオシャレに関する研究に取り掛かる…。

というところまでが、大まかなあらすじ。

あらすじの通り、原作マンガは冴えない見た目の地味な理系彼女たちが奮闘する様子をコミカルに描いている作品で、実はずいぶん前に本屋で見つけた時からずっと気にはなっていた。

WEB広告で見た時も内容がとても面白そうで興味があったのだけれど、それが今回ドラマになると言うことで結構楽しみにしていた。

しかしキャスティングを見ると、やはりゴールデンタイムのドラマということもあり主人公女子たちは桐谷美玲、水川あさみと美女揃い。ブルゾンちえみはまぁ……うん。ね。

『冴えない見た目の理系女子』っていうのがこの物語のポイントであるわけだし、美女が「化粧とかわかんな~い(ぶりっ子)」とかあざとくやってる様子を見るのは精神衛生上よろしくないので、1話の内容で視聴継続か否かを判断しようと思っていた。

結果、1時間後には不思議なことに桐谷美玲も水川あさみも冴えない理系女子にしか見えなくなっていた。ブルゾンちえみも意外とサマになっている。

もちろん、桐谷美玲や水川あさみが美女であることに変わりはないのだけれど。桐谷美玲マジかわいい。

しかし見る前と見た後でこんなにもイメージが変わるというのは、やっぱり女優さんってすごいんだなぁと改めて感じさせられた。

 

コミカルな演技は原作に寄せているから?

これをきっかけにマンガも読んでみようと思っているのだけれど、それにしてもどうも演技がコミカルすぎる。

きっと原作マンガの表現に寄せているからなんだと思うけれど、登場人物のキャラが濃いのと、ちょいちょい挟んでくる(※イメージ図です)みたいな表現がいかにも狙いすぎていて、原作未読の私は少々胸やけがした。

肉!肉!アンド肉!みたいなね。ちょっと野菜も欲しいぞってね。

ただ、これは原作ファンからすれば、マンガのなかの登場人物たちがリアルにドタバタと動いているように見えて楽しいのかもしれない。多少、大げさなくらいの演出が原作の雰囲気を再現しているのかもしれない。

そう考えるとあれはあれでアリなのかもなぁ。このご時世、原作未読組よりも原作ファンからのバッシングのほうが怖いもんね。

 

とまぁ、最初にマイナス点を取り上げてしまったけれど、これを補っても余りあるほどに内容はとても面白い。かなり濃厚な1時間でまず退屈しない。あっという間に1時間が経ったなぁという感じ。

この感覚はマンガのストーリーに夢中になって気付けば結構な夜更かしをしてしまっていた、あれとよく似ている。それほどに内容に引き込まれたということなんだろう。

大げさな演出といえば出演陣の演技もおもしろくて、化粧品メーカーのセンター長役の鈴木浩介の演技が最高。ライアーゲームを思い出させるあのクセのある演技すごく好きなんだよなぁ。

それに芸人枠の堤下も違和感ないし、ブルゾンちえみはドラマ初挑戦ながら女優2人と並んで演技していても全く違和感がない。なんならドラマ常連組と言われても信じるほど。

というのも、ブルゾンちえみはもともと劇団活動や歌手活動をしていたこともあるそうで、演技や声の張りには定評があるのだと。なるほどどうりで。

内容も時事ネタを放り込んできたり、あれ?いまブルゾン素で笑ってね?みたいなシーンもそのまま使ったり、次回予告にブルゾンのネタを使ったりと結構やりたい放題。これができるのは内容をとにかくコミカルに仕上げたからこそなんだと思うし、すべてトータルして「あー、面白かった」と自然に言えるようなドラマになっている。

これは第2話が楽しみだ。

 

男子モドキの諸君、震えて眠れ

このドラマはたまたま『冴えない女子』がテーマのマンガであったから、まだフィクションとして楽しめているけど、これがもし『イケてない男子』の物語だったとしたら……。

いかん、ちょっと吐き気がしてきた…。

人は見た目が100パーセントとはよく言ったもので、見た目って本当に重要だと日々、思っている。

ちょっとイメージしてみてほしいんですけど、例えば、汚らしい見た目のむさ苦しい男がいるとするじゃないですか。(※ここでは自己努力を怠り、汚らしい見た目になるべくしてなっている男と定義する)

そういうやつって大概、平気でオナラとかゲップを音出してするし、クチャラーだし、なんか服装もだっせぇし、ちょっと汗臭いでしょ。

いかん、想像したら吐き気がしてきた…。

でも逆に見た目が整っている男性は服装もスマートで、ランチもオシャレなお店をいっぱい知っていて、すれ違う時にフワッといい匂いがするんですよ。

つまり、このドラマから得られる教訓というのは我々男性にも全く同じことが言えるのではないだろうかということ。

すなわち、主人公である女子モドキの3人に共感すればするほど、実はあなたは男子モドキである可能性が高いということなのである。

 

男子は顔の化粧をすることは日常生活のなかではそうそうないけど、髪をセットしないということは女子で言うところのすっぴんと近しいものがあると思う。

それに職場に行くだけだからといって、センスの欠片もない適当なコーディネートで家を飛び出していないだろうか。

さらに、毎日ヒゲを剃ると肌が弱くて血が出てしまうから…と自分に言い訳し、ある程度ヒゲが伸びるまで髭剃りをサボってしまってはいないだろうか。

みなさんよーく胸に手を当てて思い返してみてほしい。

いかがだろうか。

ひとまず私は明日から上記3点を直すように努めたいと思う。