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【ドラマ感想】原作再現を意識した『今日から俺は!!』が面白かった

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 出典:今日から俺は!!|日本テレビ

 

人気漫画の実写化は得てして原作ファンに叩かれがちで、その現象自体は仕方のないことだとは思う。

むしろ叩かれることが多いほど注目度があるということの裏返しでもあるわけで、なにかとマイナス面ばかりに目がいきがちだが、本当に悲惨なのは誰にも知られずひっそりと死んでいくことである。

例えば実写映画の『氷菓』もなかなか香ばしい映画だったが、世間の注目度は低かった。というか話題にすらならなかった。ゴリたそのインパクトすごかったんだぜ?

 

てなわけでやっぱり本作もスタート直後から原作ファンにボロクソ叩かれていて、ギャグシーンがクソ寒いことが多いのも事実なんだけれども、実はそれほど嫌いじゃないんだよなぁ。不思議と。

そんな本作の第7話がいま巷で「神回!」「腹抱えて笑った!」と大絶賛の嵐なのだが、実際これまでの放送のなかで一番再現度が高めで満足度も高めな回だった。

 

このくらいがちょうどいい

大まかなあらすじとしては、理子の下駄箱に今井がラブレターを入れているのを発見した三橋。そのラブレターには三橋の悪口と理子にとある公園のトイレに来るよう書かれていた。

それを読んだ三橋は今井を驚かせてやろうと先回りするが、なんとそこには紅羽高校の生徒が血だらけで倒れていた。後から駆け付けた伊藤や理子、そして今井に殺人犯の疑惑をかけられ、挙句に警察にまで追われる始末。

心身ともに弱ったところにトイレで倒れていた血だらけの生徒が現れ、三橋を恨み始める。あまりの恐怖に泣いて許しを請う三橋のもとに今井たちが現れ、これはドッキリであったとネタバラシする。

あまりの恐怖と今井に騙されたショックでしばらく放心状態になっていた三橋だが、今井への怒りを思い出し復活。徹底的に復讐するために今井を廃ビルに閉じ込めるが、なんと自分まで出られなくなってしまう。

このまま出られなかったらどうしようという極限状態で、三橋と今井に友情の兆しが…?という展開。

 

で、結論から言うと7話は今までの放送の中で一番面白かったと思います(というか見やすかった)

ほぼ原作通りの内容であったため、初回からずっと言い続けているクソ寒い福田節も少なめで、登場人物たちがイキイキしていた。なんていうかこう、キレがあった気がする。

もちろん原作の面白さってあの独特の空気感とか、唐突な真顔とか、絵柄が劇画チックになったりSDキャラになったりとコロコロ変わるところにあって、なかなか実写では表現しきれない部分もあるんだけれど、ドラマもかなり頑張ってたのでは。

ちなみに次回は須賀健太がヘルメット男を演じるそうだ。これも7話と同じように原作に寄せてくれるとありがたいのだが……ここは期待したいところですな。

 

オープニング曲が馴染んできた

あ、それと7話の感想とは直接関係ないけれど、実はじわじわとオープニング曲(男の勲章 カバーVer)が好きになりつつある今日この頃。

初めて聴いたときは「うわー、俳優が歌っちゃうパターンでたぁ…(ドン引き)」と思って思わず耳栓を探したんですけど、7話にもなるともういい加減、耳に馴染んできた。

なんなら嶋大輔が音楽特番に呼ばれて「数年ぶりに復活!」「本家の男の勲章!」とか散々ヨイショされた挙句に、ザラッザラの声で歌われるほうが辛い。

オープニングの映像も和気あいあいとしててほっこりするし、ハシカンのダンスがキレッキレで1000年さんと呼ばれた伝説のアイドルだったころの片鱗が見えるところも好きだったりする。

もっとも、今はもうあの頃の伝説のアイドルっぽさは見る影も無……おっと、誰か来たようだ。