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佐藤さん鈴木さん必見!珍しい苗字あるあるベスト10

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高橋さんと田中さんもブラウザバック禁止。どうもカザマです。

世の中には珍しい苗字の人ってたくさんいるじゃないですか。これなんて読むんだろう…と戸惑うこともしばしば。そんでもって一か八かで読んでみたら見事に間違えてて相手に恥をかかせるみたいな気まずい場面になることも往々にしてあると思うんですよね。

で、自分で言うのもあれなんですが、実は私も本名はなかなか珍しいと評判でしてね。珍名マニア界隈では話題になったりならなかったり。だもんで、人に会うたびに名前についていろいろと聞かれることが多いんですよね。

自分に興味・関心を持ってもらうことはいいことだし、会話のきっかけにもなったりするんで重宝しているっちゃしているんだけれども、それでもやっぱり「珍しいほうがいいわよねぇ!覚えてもらえるじゃない!」みたいなことを佐藤さんから言われると、「うるせぇ、おまえこっちサイドの苦悩とか全然知らねぇだろ(心の声)」となることもよくある話で。

なので、この記事では珍しい名前(苗字)で苦労することベスト10をみなさんに知ってもらおうかと思います。

これをしっかり読んで、珍しい名前の人には優しく接してあげてください。刮目せよ!

 

珍しい名字のひとあるある10選

名前の由来と出身地を聞かれる

これはもう鉄板ネタというか、珍しい苗字の人はこの質問は避けては通れない。

初対面の人と自己紹介しましょうみたいな流れになった時点でもう、眼前には一面の地雷原が広がっているも同然。これからそこに自主的に足を踏み入れようとしているんだから気も狂いそうになるわ。

だって『地雷注意!』の看板が立っているのにそこにわざわざ突っ込んでいく人の気持ちが分かりますか?空気も読まず自己紹介イベントを回避するか、今まで何万回としてきた説明を死んだ魚の目で淡々とするか。Dead or Die。

特に接客業の仕事をしていたときには胸元に名札をつけていたこともあって、お客さんが胸元をチラチラ見てるのがメチャクチャ分かる。男なのに胸元をチラ見されるという疑似体験ができちゃうわけですね。あー、女性が言う「おっぱい見られてるのは目線で分かる」ってのはこういうことなんだぁって。

そしてチラ見されたあとは決まって、「珍しい名前ですね。ご出身はどちらなんですか?由来は?」って聞かれるわけで。はいキターみたいな。そろそろ来ると思ってましたーみたいな。こちらの気分が乗ろうが乗らまいがお構いなしに強要される身の上話。

そして私は決まってこう答えるわけです。「父の出身が…」って。「由来は実はよく分かってなくて…」って。「今日この説明するのあなたで8人目ですよ」って。

 

自主的にふりがなを振る

書類にサインをすることは佐藤さんも鈴木さんも普段の生活のなかでよくあると思うんですが、そこにふりがなを自主的に記入することってのはまず無いだろうと思うんですよね。もちろん、ふりがなの欄があれば話は別。私が言っているのは、『書かなくてもいい、ふりがなを自分からわざわざ書く』ということで。

これの理由は至って単純。「これなんて読むんですか?」っていう質問を未然に食い止めるための策に他ならない。決して「どうよどうよー!こう読むんだぜー!珍しい名前っしょー!」とアピールしているわけではないし、もし聞かれたとしてもそこから「えー!由来は?」みたいな方向に発展する頻度は多少ではあるが減らせることができる。(ソースは私。)

別に聞かれても答えればいいじゃん。たかだか2~3分もあれば済む話でしょ?と思われるかたも多くいるだろうが、手間とか時間とかそういうレベルのものではなく、そもそもそのやりとりが発生すること自体にうんざりする。物心ついたころから今日まで、そのくらいの回数を重ねてきているのだ。頼むからYahoo!でググれ。

 

印鑑はオーダーメイド

「カザマくん、ここにハンコお願い」って言われるといつもヒヤッとする。あれ?今日ハンコ持ってるよな?って。

だって、「あちゃちゃ~!持ってくるの忘れちゃいました!昼休みにちゃちゃっと買いに行ってきますね!(テヘペロ)」ってできないんですよ。だって売ってないんだもん。だから忘れたときは「あちゃちゃ~!持ってくるの忘れちゃいました!……明日でいいっすか?(真顔)」が基本。

書類によってはご丁寧に『シャチハタでもOKです!』みたいな補足が書かれていることもあって、これって「わざわざかしこまって、実印とかちゃんとしたもの用意しなくてもいいよー! 100均とかで適当に買ってきたものでも全然オッケーでーす♪」って言ってるんだろうけど、こちらからしてみればシャチハタでさえそんな気軽に入手できるようなものじゃないんで、そんな「お気軽にどうぞ♪」感を出されても、ちっとも嬉しくもなんともない。

 

アダ名がワンパターン

本名がすでに奇抜なのでそれ以上に奇抜なあだ名は付かない説。(ソースは私。)

例えば学校で同じクラスに佐藤さんが2人いたとする。この場合、2人を区別するために佐藤Aと佐藤Bにはそれぞれ別々のあだ名がつくだろう。これがもっと範囲が広がると同学年に佐藤さんが6人いたとする。するとどうだろうか、高確率で佐藤C、佐藤D、佐藤E、佐藤Fにもその人の特徴を表したあだ名がついているはずだ。これがもっと広がって学年が違ったりすると(以下略)

一方、珍しい苗字の人。クラスに同じ苗字の人はいない。同学年にもまずいない。学校全体で見ても、もちろんいない。そうすると区別をする必要がないから、あだ名がつかない。私にもカワイイあだ名をつけてほしかった…。

なんなら本名を名乗ってもたまにあだ名だと思われることがある。「本名をお願いします」って、ふざけやがってコノヤロウ。

 

名前ネタでいじられるのに慣れる

名字をもじったクソ寒いオヤジギャグとか、反応に困る無茶ブリをされて苦笑いするしかないという事故に巻き込まれる可能性が高い。

それこそ小学生のころは苗字が珍しいってだけでイジメの対象にもなったし、社会に出れば前述の通り、精神面で疲弊する。

とは言え、名前イジリにもいい加減、耐性がついてるもんで一緒になって楽しんでみたり、事故の原因を冷静に分析して今後のネタの方向性を一緒に考察してあげることくらいはできるようになったけれど、それでも仕事が忙しくてピリピリしてるときや寝不足でイライラしているときにやられると、おくちミッフィーにしてやろうかと思うこともしばしば。

ちなみにミッフィーの顔文字『(・×・)』は上の『∨』が鼻で、下の『∧』が口を表しているため、おくちをミッフィーにすると『(・∧・)』こうなる。

 

テレビの珍しい名字ランキングとか気になっちゃう

『日本全国の珍しい名前の調査!』みたいな特集を見るとついワクワクしてしまう。もしかしたら自分の名前が取り上げられるんじゃないかと。

しかし実際には自分の苗字はまず紹介されない。100%と言ってもいいくらいスルーされる。なぜならば、自分の苗字よりも比較的読みやすく親しみやすいレベルのキャッチーなものが番組の掴みでまず紹介されて、すこぶるカッコいい苗字や自分以上に複雑だったり一文字も読めそうにない『八月一日さん』や『勘解由小路さん』なんかが大トリを飾るからだ。どちらにも属さない中途半端に珍しい苗字は救いようがない。

そりゃ『獅子王さん』に勝てるわけないよね。だってライオンキングだよ?

 

電話が苦手

口の動きが見えないからなのか、どれだけゆっくり、ハッキリ発音しても1回で聞き取ってもらえないことが多い。というか日常茶飯事。

例えば佐藤さんや田中さんが名乗った際、それが多少聞き取りづらかったとしても言葉の響きからなんとなく脳内で補完することができる。

しかし珍しい名前の場合、まず見たことも聞いたこともないからどう頑張ったって補完のしようがないのだ。そのため、何度も聞き返されるという恥ずかしいシチュエーションが完成する。

「〇〇と申します。」「え?××さん?」「いえ!〇〇です!」「え?△△?」「ちがいます、〇〇です!」ってことを何往復かするとこっちは何も悪くないのになぜか罪悪感が芽生えてきて、最終的に「あー、□□さんね?」「あー、はい。(もうそれでいいです。)」ってなる。

 

書くのも苦手

これは別に難しい漢字だからとか、画数が多いからとかそういう話ではない。

理由は散々お伝えしている通りだが、その字を見られることによってお決まりの質問責めパターンに移行するのが嫌なのである。

「え!?これでなんて読むの!?うわー珍しい!ご出身は?」ってパブロフの犬かよ。脊髄反射で喋るんじゃねぇ。

なので、「あなたの名前を教えてください」という場面ではあえて下の名前を使うこともある。そのせいで「Oh!ケイタ!」みたいな外国人特有のフレンドリーっぽい呼ばれ方をして、なんか逆に恥ずかしくなっちゃうっていう余計な事故が発生したりする。

 

珍しくない苗字が羨ましくて仕方ない

こういう話をすると大抵は「いいな~。俺の名前って普通すぎるから逆に珍しい苗字に憧れるんだよね~」ってやつが一定数いるんだけど、おまえら正気か?って話ですよ。

こちらの芝生が青く見えているのなら一度、眼科に行くことをおすすめしたい。こちら側は完全にダークサイドだ。

むしろありふれたごくごく一般的な苗字のほうこそ羨ましい。サトウ ケイタ、スズキ ケイタ、素晴らしい。没個性?それがなんぼのもんじゃい。個性が勝手に一人歩きするどころか、主人ですら飼い慣らせない猛獣と一生を添い遂げることの苦しみがおまえらに分かるのか!分からんだろう!おら!どうなんだよ!鈴木!高橋!渡辺!

「まぁ、この名前のおかげで話題には事欠かないですけどね~(笑)」とお決まりの返しはするものの、本当に助かっているのはそのくらいのもんで基本的には苦労することのほうが圧倒的に多い。

名前もその気にならないとなかなか覚えてもらえない。珍しい苗字の人というイメージしか残らない。なのに悪評は音速で拡散されるんだから、もうね。

 

名前を間違えられても訂正するのが面倒

名乗るのが苦手というのは何も電話に限った話ではなく、対面でも相手から「なんて読むの?」と聞かれると未だに一瞬、「ウッ…!」もしくは「ゲッ…!」となってしまう。

何度も繰り返すようで申し訳ないが、この手の質問が来ると99%お決まりのパターンに移行するからである。それに加えて聞き間違いというオプションがついてくるともう脱力感が凄まじい。

その場合、特に訂正する必要がなければ間違った読み方でも大抵は「はい。そうです。」と返している。読み方が間違っていたところで別に死にはしないし、会話に問題も生じない。

だがしかし、ごくごく稀に厄介なことになる場合はある。私宛の客が3人同時に間違った名前で私を呼んだことで、3人の客と私が仲良く大混乱の渦に飲み込まれるという奇跡体験アンビリバボーな出来事があった。みんな笑ってくれていいお客さんだったなぁ。

 

おわかりいただけただろうか

以上、珍しい苗字あるあるベスト10でした。

なんか全体的にマイナスのことと文句しか書いてないような気がするけど、珍しい名前もこれはこれでいいところはあるのだ。

例えばそう…話題に事欠かないとか。これは既に書いたな。

あとは……上手く自己紹介すれば覚えてもらいやすいとか。いや、これも書いたな。

あとは……うーんと……ちょっと考えときます。