【アニメ感想】期待通り面白かった『転生したらスライムだった件』の感想をサクッと書きました
今期のアニメは個人的に豊作だ。
まずは大本命のジョジョの奇妙な冒険 第５部がようやく映像作品として観れることが純粋にうれしい。すんごいうれしい。黄金の風はバトルがとにかく熱く、敵キャラの魅力も物凄い。
そんな大本命のジョジョと同じくらい期待しているのが本作、『転生したらスライムだった件』だ。
第一印象は「俺つえー！」系の物語っぽいが…
このアニメが放送されるちょっと前、たまたま目に入った本作の漫画版をちょうど読み始めたところで、１巻を読み終えたタイミングでこのアニメが放映されるということを知った次第でありまして。
お試し感覚でなんとなく読み始めたのだけれど、これが想像以上に面白く勢いで現時点で出ているぶんを全巻大人買いしようかと悩んでいたところだったもんで、なんともタイムリーだなぁと思いつつ運命を感じたのでアニメを観始め、これを機に全巻買いました。
来月のカードの支払いが少々怖いところだけど、転スラの内容はまぁ面白い。
簡単にあらすじを紹介すると、人間界でごく普通（37年間彼女無し・童貞）のサラリーマン人生をおくっていた男がとある事件に巻き込まれ背中を刺される。「あれ…？俺は死んだのか…？」と目を覚ますと、そこは異世界でしかも最弱モンスターの代名詞であるスライムに転生していたというお話。
主人公が背中を刺され、倒れる寸前に走馬灯のように脳内に駆け巡った声の主、『大賢者』の効果によってメチャクチャ強いスライムに転生した結果、人間から恐れられている超強いドラゴンと友達になっちゃうし、ゴブリンや狼族たちをあっさりと子分にしたりと、いかにも『ぼくのかんがえたさいきょうのスライム』みたいな俺つえー系のなろう小説が原作なんだなというのが第一印象だった。
寂しがりやでツンデレな暴風竜ヴェルドラ＝テンペストさん
このまま俺つえー系のストーリー展開が延々と続くのであれば、漫画もあっさりと3巻くらいで終わってしまうのではないかと思っていたが、2018年10月現在で小説は13巻、漫画版は9巻、そしてスピンオフ作品がいくつも生み出されている。
淡々とした展開で終わってしまうことはなさそうだし、そもそも序盤に伏線を張りまくり、風呂敷拡げまくりのスタートを切っているためここから山あり谷ありドラマチックな展開が目白押しであることが期待できるのではないだろうか。（というか期待を裏切らないでほしい）
アニメ版は割と早足で進むのかな？
ということでいざアニメを見てみると、スライムの声のまさかの可愛さに思わず笑ってしまった。なんでCVが女性声優なんだよ。
冴えない（童貞の）サラリーマンであるという設定を忘れてしまうほどのロリボイス。まぁ漫画版もスラっとした見た目でイケメン風に描かれていたし、頭はキレるし、コミュ力はMAXと、1巻の中盤の時点で既に「冴えないサラリーマンの設定どこ行った？」てな状態にはなっていたのだが、まさか声の性別まで変わるとは思いもしなかった。
とはいえ、30分もすればリムル（スライムの主人公の名前）の声はもうロリボイスで脳内に定着。漫画版を読み返してもリムルのセリフはロリボイスでしか再生されなくなるし、どことなくただの冴えないサラリーマンだった男が、可愛げのあるドジっ子に見えてくるあたり、やっぱり声の影響が露骨に印象を左右するんだなぁと改めて実感した。やっぱ声優ってすげぇや。
まだ１巻より先の内容を知らないんだけど、おそらく人型に合わせてのCVなんだね？
そんなアニメはつい先日、第2話の放送を終えた。
アニメ版は冒頭にリムルの所持するスキルの諸々を駆け足気味に説明してくれたり、あっという間にゴブリンたちとの出会いから狼族との戦いに挑むところまで進んでいるため、もしかすると１クールで結構いいところまで進むのかもしれない？
とは思いつつ、この感じでいくとおそらく４話あたりでドワーフ族の鍛冶屋に会いに行くんだろうか。だとするとあともう３週くらいは１巻の内容をやりそうだし、原作のストックも結構あるところを察するに、数クールに分けて放送する長期型のアニメになりそうだから、そこまで急いで原作を読み進める必要もなさそうかな。
なお、だいたいこういう話をすると「原作を読め！原作こそ神！」みたいな原作厨が湧きがちなのだけど、残念ながら活字を読むと３分で睡魔に襲われるので丁重にお断りさせていただきたい。漫画で十分である。
あとアニメ版はヴェルドラの可愛さが増し増しだったり、毎話ごとのテンポの良さのおかげで見ていて飽きなかったり、マンガの白黒の表現ではなかなか分からなかった洞窟内の風景に色が付くことですごく幻想的な風景であることが分かったりとアニメならではの良さが如何なく発揮されているように思えるので、気になる人は見逃し配信なども駆使して是非ともチェックしてみてもらえればと思う。
