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【映画レビュー】デッドプール2は笑いあり涙ありのファミリー映画でした【ネタバレあり】

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出典:映画『デッドプール2』公式サイト

 

6月1日に公開されたデッドプール2を遅ればせながら観てまいりました。

ということで今更ですがデッドプール2のレビュー記事書きます。どうぞよろしく。

 

 予告編の時点でもういろいろ面白いのずるい

 

デッドプール2はファミリー映画(R-15指定)

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冒頭でウェイドも語っていたけれど、今作は家族連れで楽しめるファミリー映画なんですよね。ただし15歳未満は見ちゃダメ。

もうこの開始数分でのメチャクチャ理論がデッドプールを観に来た!というかウェイドに会いに来た!って感じがしてワクワクが止まらない。誰かロマンティックとめて。

 

今作は笑い9割、感動1割で構成されていると言っても過言ではないと思う。ひたすらコメディ、ずっと笑い、そのなかにほんの少しのセンチメンタルさと爽快アクションがあると思ってもらえればいいんだけれど、このバランスがクセになる。

全作以上に第四の壁を破壊しまくり、メタ発言ありまくりでもうメチャクチャなんだけど、これでこそデッドプールを観に来たと思えるというか。そら劇場内に自然と笑い声も溢れますよね。うん。

それにその客席からの笑い声ありきで楽しめる映画というのはなかなか無くて。基本的にはコメディタッチの映画でも物語に没頭しているから不意に聞こえる客席からのノイズで一気に冷めちゃうこともあるんだけど、それがデップーにないのはきっとデッドプール自身がしきりに観客を巻き込んでいたからなんだと思う。

下手したら5分に1回くらいは第四の壁を破壊するかメタ発言を吐くかしてたから終始、観客参加型の映画みたいになっていた。だからこそ然るべきタイミングで起こる笑いもプラスの要素として映画を楽しむ材料の1つになっていたんじゃないかと。

 

ちなみにデッドプール2は『巨悪を正義の力で叩く!』みたいな王道の話ではない。

それは1作目もそうだったんだけれど、露骨な悪役がいてくれたからまだ目的が分かりやすかった。

けど今作は強いて悪役と言うのであれば、能力をもった子どもたちがいる児童養護施設のドグサレ理事長とDV職員、およびトチ狂ったジャガーノートくらいで、地球を壊滅させてやるぞー!みたいなハッキリとした悪役・敵というのは存在しない。

今作は1人の少年とケーブルの家族と未来を救うためのお話であり、ウェイドの信念に惚れる作品になっている。

だからこそ、そこに生まれるドラマみたいなものを楽しむ内容になっているため実はハートフルな物語でもあったりする。

それに登場人物もみんなお喋りだから、展開に飽きる・眠くなる時間が全くなかった。大人は懐かしい小ネタやニヤッとしてしまうファン歓喜のネタで楽しめ、少年少女は良い意味でずっとやかましい本編に目が釘付けになること間違いなし。

ということを考えると、もしかしたらデッドプール2は冗談じゃなく本当にファミリー向けの映画なんじゃないかと思えてきた。ただし15歳未満は見ちゃダメ。

 

絵本仕立てのエンドロールは絶対に席を立つな

これはマーベルシリーズ全般に言えることだけど、エンドロールが始まった直後に席を立つ人はそれだけで2割は損をしているといってもいい。

なんなら最近は本編開始前に『本編のあとにも映像があるよ!』とわざわざご丁寧に教えてくれていたりするにも関わらず、やっぱり最後まで観ていかない人がいる。

 

いやまぁ、確かにだいたいの映画はエンドロール=本編の終わりであって、もうこれ以上は何もありませんよということを暗に述べているけども。かつ、それが分かっていて下から上に流れる文字をひたすら眺めるあの数分になんの意味があるのかと思う気持ちも確かに分からなくもないけども。

マーベル映画は最後まで面白い、言わば映画界のトッポのような存在だというのはだいぶ有名になってきたもんだと思っていたが、それでもまだ客席の3割くらいは暗がりの中いそいそと席を後にする。たかだか数分はやく外に出て何をするつもりなんだろうか。おしっこでも我慢してたのか。なんにせよ勿体無い。もちろん個人の自由だから私がとやかく言うことでもないんだろうけど、マーベル映画を最後まで観ない人は数百円をドブに捨ててるようなもんだと思っている。

 

が、デッドプール2はマジでエンドロール開始直後はそのまま席に座っていることをオススメしたい。ていうか座ってろ(命令形)

なぜなら絵本仕立てのエンドロールの直後、時間旅行をするデッドプールの一挙手一投足が最高に面白いからである。むしろここまで観て初めてデッドプール2をちゃんと観たと言ってもいい。

「あー、なるほど。ハッピーエンドね!よかったね!よっし本編観終わったー!」って人は予告編よりちょっと多めに知識がある程度で終わってしまっている。肝心なのはあの後なのだ。

ユキオとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドが最後に言った「これヤバくない?」「ヤバいかな?」の言葉の重みがエンドロール中のオマケを観るのと観ないのとでは全っ然、意味合いが違ってくる。

 

ちなみに背景が真っ暗になったあとの長々しいエンドロール後はもう何もないんで、どうしてもおしっこが我慢できないのであれば、そのときに劇場を後にすると良い。

個人的にはエンドロールは本編の余韻を楽しむ時間だと思っているから私だったら劇場の明かりがつくまで我慢しますが。まぁそこは個人の自由なんで。

 

好きなシーンをただただ並べる

・ローガンの悲惨なフィギュアがついたオルゴール

・でもって、いきなりウルヴァリンに小言を言い出すメタ発言

・ちょいちょい入るDCユニバースへの悪口がおもろい

・「バーイ、ウェイド(かわいい)」「バ~イ、ユキオ(裏声)」

・強風によりXフォースほぼ全滅

・ブラピの無駄遣いやめーや(なお出演は本人が熱望した模様)

・メッチャクチャかっこいいアクション&戦闘シーン

・ちょいちょい評判が悪いことを分かっててX-MEN ZEROのウェイドのネタを入れる

・ぎゃああああああ!!ジャガーノートだぁぁぁぁぁ!!!

・ケーブルは敵にまわすと怖すぎるけど、味方になった途端の安心感よ

・くまのプーさんへの風評被害が凄まじい

・「あんよが上手♪」はやめろ。ワロてまう(劇場は笑いに包まれていた)

・ついでにちょいちょい挟むアナ雪イジリもやめなさい

・さらについでにサノスイジリも笑うからやめろ

・さっすがコロッサスさん!時には卑怯な手も使うって!ヒュー!

・ここからはCG同士の戦いが始まりま~す

・実はウェイドも死に場所を探していたのかな…。

・それともヴァネッサに会いたいがために…。どっちにしても悲しいぞ!

・と思ったらケーブルゥ!!おまえってヤツはぁぁぁ~~~!!!!

・ダブステップ、ググっちゃったよ

・やっぱそうだよな!時間を巻き戻してハッピーエンド!ヴァネッサ良かったね!!

・無口なウェイドは黒歴史になりましたとさ

・グリーンランタンの悪口はヤメロォ!

 

以上です。

まだ観ていない人は今すぐ劇場へGO!