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【傷物語 Ⅲ 冷血篇】傷物語の完結編、最高でした!アニメファンなら絶対みるべき!【ネタバレ感想】

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 © 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト/画像引用元:「傷物語」公式サイト

 

ボクも羽川さんと言葉責めプレイしたいです

 

どうも!傷物語3部作を見終えて大満足のカザマです!

最終章、最高でした。控えめに言って神。

 

傷物語〈Ⅲ冷血篇〉本予告(2017/1/6全国ロードショー) 

 

今回はネタバレを多く含む内容となっておりますため、ここから先は同意のうえで進んでください。

これから鑑賞するのとを楽しみにされているかたは読むのをオススメしませんので、私の他の記事で是非とも楽しんでいってください。

 

阿良々木くんの苦悩が見ていて辛い前半パート

最終章はアララギくんと忍野の会話シーンから始まります。やっぱり忍野カッコイイ。

そこでなんとも煮え切らないといった表情のアララギくん。ヴァンパイアハンターの3人に対し違和感を感じているわけですが、前回の熱血篇でいともアッサリと勝利を収めてしまったアララギくんのなかに「ヴァンパイアハンターが弱すぎるのか、自分が強すぎるのか」という疑問がうまれているわけですね。それに対し、なんでもお見通しの忍野はこう答えます。

 

忍野:「そのどちらもだね。アララギくんは彼らからすれば強すぎたし、彼らはアララギくんからすれば弱すぎた。」

アララギ:「だからそこが疑問なんだ!眷属のボクが勝てるならフルパワーのキスショットが勝てないはずがない!」

 

と。そこで忍野が畳みかけるように衝撃の事実を伝えるわけです。

 

忍野:「じゃあフルパワーでなかったとしたら?」

 

実はキスショットは心臓も奪われていました。しかも忍野メメに。

いやぁ、ここは驚きましたね。我、意に介せずといった立ち位置の忍野が重要なパーツの持ち主だったとは…。しかもそのままいけば最終的にアララギくんと戦うことになっていたかもしれないと。作中では強大な力をもっているアララギくんですが、なぜだか忍野には勝てる気がしませんw

そして忍野は建物をあとにします。

 

忍野:「ところでアララギくん、なんてことはない質問なんだけど、少しお腹が空いてこないかい?」

アララギ:「いや、前にも言ったけど不死身の体だからか、あまり食欲はないんだよな。」

忍野:「そうかい。あぁ、そうそう。今回の依頼料の200万円と、委員長ちゃんのぶんの300万円はチャラでいいよ。それじゃあね。」

 

と意味深な質問を残して。

 

何はともあれ、これで無事にキスショットのパーツはすべて揃い、晴れて人間に戻れることになったアララギくん。吸血鬼最後の夜に、キスショットの提案で2人で屋上で他愛ない会話をします。

2人きりの時間を楽しむように笑いあい、けれど別れを惜しむかのようにどこか切ないそんなシーンですが、「笑いすぎて少し小腹がすいた」というアララギくんは食料を買いにコンビニへ向かいます。キスショットの「携帯食でも取りに行くのか?」という質問に対しアララギくんは「携帯食なんてもんじゃないよ」と笑って済ませますが、この直後にこの言葉の意味を知ることになるわけですね。

コンビニで買い物を済ませ、散々なことに巻き込まれた春休みだったけどどこか充実感のある2週間だった。最後くらい笑ってお別れを言おう。そう決めて足取りも軽くキスショットのもとへ向かうと…そこには獣のように人間の血肉を喰らうキスショットの姿。

ここのシーンはかなり精神にくるものがありましたね。グロ注意という意味でもあるんですが、それ以上に容姿端麗なキスショットが本当に獣のように血肉にがっつく姿と、吸血鬼は改めて住む世界の違う、異形の存在だったと見せつけられるアララギくんの心の中を考えるともう…。しかもまたキスショットが食べているその人間というのが…。

後に羽川さんが言うのですが、人間が豚や牛を解体して食べるのが当たり前なように、吸血鬼が人間を解体して食べることもまた、彼女たちからすれば人間を解体して食べることは、ごく自然なことなんですよね。それが分かっているからまたなんともツラい。キスショットも「なんじゃ?あの眼鏡娘は携帯食ではなかったのか?」と悪びれる様子もなく聞いていますしね。

 

結果、ショッキングな光景を目の当たりにしたアララギくんは改めて吸血鬼を助けてしまったことに対する自責の念を抱きます。それと同時にいつか自分も人間を食料として見始める日がくることへの恐怖を感じ始め、己の死を意識し始めます。

そんなとき、やっぱり癒しを求める先は羽川さんです。あの慈母神のような羽川さんにすがりつきたくなるアララギくんですが、携帯のメモリーは鉄血篇のときに羽川さんを遠ざけるパフォーマンスとして消してしまっています。そんなことは分かっていながら、すがるように携帯を操作すると…羽川さんの連絡先入ってるやん!

 

アララギ:「だから勝手に人の携帯いじるなって…!!(嬉し泣き)」

 

羽川さんグッジョブ!!!さすがなんでも知ってる羽川さんや!!!

こうしてアララギくんのもとへ慈母神がデリバリーされるわけですw

 

羽川さんのメンタルは例えるならオリハルコン

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  © 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト/画像引用元:「傷物語」公式サイト

 

もうね、羽川さんのメンタルは鋼なんてもんじゃありませんよ。オリハルコンです。

アララギくんに呼ばれて体育倉庫に来た羽川さん。

 

羽川:「あららぁ~、アララギくんに体育倉庫に閉じ込められちゃって、なにかされちゃうのかな~」

 

と冗談めいて言う羽川さん。

羽川さん!この映画PG12指定なんでそれはマズいですよ!!

しかし、上記のアララギくんが死を意識するきっかけになったうちに、『羽川さんを想像した時にお腹が鳴った=食料と認識し始めている』というシーンがあったので、あながち食べられてしまう可能性はゼロではなかったのかも?

そりゃ羽川さんのことは食べたくなりますよね。いろんな意味で。うん。

その後、羽川さんはアララギくんの異変を察知し、「生きて!」と説得することになるのですが、アララギくんは何も言ってないのに異変に気付くあたり、もはや「アララギの妻です」って名乗ってもいいんじゃないかな!

1部と2部をそれぞれ見終えたときも別の媒体で「もう付き合っちゃえよ!バサ姉ルートでいいよもう!」と興奮気味に書いたのですが、今回のを見たらもう結婚しちゃえよと思いましたね。

 

しかし、完全復活した最強の吸血鬼を相手になす術がないと嘆くアララギくん。絶望的な状況のなかで慈母神は決定的な一言を放ちます。

 

羽川:「誰も敵わない相手ならそれを止められる可能性があるのは眷属であるアララギくんだけだよ!アララギくんにしか止められないんだよ!」

 

と。これで完全にアララギくんに火が付くわけですが、ここからちょっと流れがおかしくなります(笑)

羽川さんが「私にできることなら何でもするから」なんて言っちゃうから、「ん?いまなんでもって…」とアララギくんが調子に乗っちゃうんですよ。

 

アララギ:「羽川!その…おっぱいを揉ませてほしい!」

 

アララギくんの暴走キタ━━(゜∀゜)━━!!(いいぞもっとやれ)

 

アララギ:「羽川は完全体になったキスショットを見たことはないだろう?キスショットの胸はすごいことになっている!あれで気が散って戦いに支障が出る!だから女の子の胸に対する耐性をつけておきたいんだ!」

 

と、なんともムチャクチャな理屈を押し通そうとするわけですが、アララギくんの勢いに負けて羽川さんは承諾してしまいます。羽川さんが色気ムンムンで準備をするシーンの艶めかしさといったらもう、刺激的すぎるんですが、これ本当にPG12指定でいいんですかね?w

その後、アララギくんの暴走は止まらず、羽川さんへの言葉責めスタート。このシーンが面白すぎて、ここだけのためにもう一度観に行ってもいいかと思えるくらいでしたが、文字にしてしまうといろいろマズいと思うので、自粛します…(苦笑)

本編終了後に前の席に座っていた少年たちも言っていましたが、これ本当の本当にPG12指定でいいんですかね?

個人的には羽川さんが覚悟を決めていたというくだりでニヤニヤが止まらなかったので、マスクをしていってよかったと心の底から思いましたね。

羽川さんに「チキン!チキンチキンチキン…!」と罵られるのもいいけれど、「揉まれるだけで終わらないと思ってた。初めては体育マットのうえで…。それもアリかと…」なんて言われて手を出さないアララギくんは、草食系チキン野郎の鑑です。

しかしまぁ、羽川さんのアララギくんへ尽くす姿勢というか、一言でまとめるなら『アララギ愛』が凄いと思うんですよ。この時点でLOVEの感情があったかどうかはさておき、ただでさえ揉ませてくれるだけでも「いいの!?」ってアララギくん驚いちゃってるのに、わざわざアララギくんがやりやすいように準備までしてくれちゃってるわけですから。

このあたりがただの優等生というだけではない、「羽川はなんでも知っている」とアララギくんに言わしめる、羽川翼という人間の凄さなんだと思いましたね。

とまぁ、ブログでは真面目に考察していますが、劇場ではここのシーンで興奮していたことをこの場で正直に白状します。

 

さらに羽川さんのメンタルがオリハルコンだと言わざるを得ない理由があるんですが、少し物語の順序が前後してしまいますが、アララギくんとキスショットが決闘するシーン、なぜか客席で見てるんですよw

羽川さんなにしてんの。しかも途中で首やら腕やらがポンポン飛んでく戦いをみて、さすがの羽川さんもメンタルやられたかと思ったら、ちょっと休憩してすぐ観戦しに戻るメンタルの強靭さ。

前回までもアララギくんの驚異的な治癒力を目の当たりにしたり、自分自身、死に直面したりと凄まじいことになっている羽川さんですが、最終的には吸血鬼どうしの戦いに割り込んでキスショットの異変まで解説し始めるっていうんだから、忍野の言葉の通り、「彼女は常軌を逸している」のは間違いありませんね。

羽川さんめっちゃかわいいけど、やっぱ付き合わなくて正解だったんじゃないかな。アララギくん。

 

クライマックスに向けて一気に熱量が増していく後半パート

羽川さんの後押しもありキスショットをとめるべく最終決戦に挑むアララギくん。決闘の舞台となるのは競技場のようなところなんですが、ついさっきまで暴走してたのと同一人物かと疑うくらいイケメンです。

 

キスショット:「元人間の前で人間を食べるのは配慮に欠けていた。それについては頭を下げよう。どうじゃ、一緒に永劫のときを過ごさぬか。」

アララギ:「断る。」

 

と、主と眷属が睨み合いながら戦闘の前の会話をするのですが、嵐の前の静けさというか、ピリピリする空気がスクリーンから伝わってくるような緊張感があります。

 

キスショット:「そうか、薄々感づいてはおったが、うぬはワシだから助けたのではない。弱っていれば誰でも助けたのじゃ。今や弱っていないワシには興味はないということじゃな?」

 

と、少し寂し気なキスショットの様子が印象に残るシーンではありましたが、アララギくんの「最後に聞きたい。おまえにとって人間とはなんだ?」という問いに対して、キスショットの「食料じゃ」という挑発とも取れる返事を合図に最終決戦はスタートします。

 

アララギ:「死んでくれ!我が主!」

キスショット:「死ぬがよい、我が従僕」

 

から始まる戦闘シーン、最高にかっこよかったなぁ。

しかしまぁ、戦闘に入った途端、首だの腕だのがアッサリと飛んでいくことw

いくら吸血鬼どうしが戦っているからとはいえ、ちょっと体もろすぎない?もしくは吸血鬼の力ヤバすぎない?そのうえ下半身だけペタペタ走るとか、ちょっとギャグ要素も入ってきちゃってるし。

しかし、そんなツッコミどころを差し置いても戦闘シーンの迫力は素晴らしかったです。映画館のスクリーンで見るからこその迫力って間違いなくあると思うんですが、その最たる例が戦闘シーンじゃないかと思います。傷物語もまた然り、ヴァンパイアハンターたちとの戦いがアッサリしていたぶん、キスショットとの戦いはまさに死闘。

そんな戦闘シーンも佳境に入り、一瞬の隙をついたアララギくんがキスショットの首もとに噛みつきエナジードレインするのですが、勝負が決まりそうだ!というところで、羽川さんが止めに入ります。キスショットは驚いた様子ながらも「携帯食ごときが近寄るなっ!」と地面をえぐって威嚇します。さすがに一瞬ひるみますが、それでも躊躇せず羽川さんは言い放ちます。

 

羽川:「キスショットさん、あなた最初からアララギくんに殺されるつもりだったんですね」

 

と。

あんな凄まじい戦いの最中に乱入する羽川さんはどうかしてると言わざるを得ません。そして昭和風のオリンピック実況に乗せてトラックを走ってくる姿がシュールで面白いんですが、そんな羽川さんの一言でアララギくんのキスショットを倒すという心境に変化が訪れます。

そしてキスショットの口から語られる過去の過ちと、初めて訪れる死の恐怖。そんなときに救ってくれた、アララギくんへの想い。すべて踏まえたうえでボロボロの状態のキスショットに「ワシはおぬしのために死のうと思った。」なんて言われたら、アララギくんでなくてもためらいますよ。

もともと死ぬつもりでいたということなら、屋上で笑いながら雑談しあったときの「最後に会話がしたくての。」というキスショットの言葉の意味も理解できるし、「ワシだから助けたのではなく、弱っていたから助けたのじゃな。弱っていないワシには興味はなくなったんじゃな。」という戦闘前の言葉はアララギくんの人間性を象徴するようなものであると同時にものすごく切ないセリフに思えます。

当然、アララギくんはそんなキスショットにとどめをさすことができず、今度は困ったときの強い味方である忍野に助けを求めます。

 

アララギ:「忍野!おまえの言ったことはすべて分かった!どこかで見ているんだろ!出てこい忍野!」

忍野:「そんなに叫ばなくても聞こえるよ。」

 

やはりなんでもお見通しの忍野は客席で戦いを見ていました。やっぱりカッコイイな忍野。アララギくんは「みんなが幸せになる方法を教えてほしい」と頼みますが、「そんなものあるわけないだろう。バカじゃないか?」と一蹴されてしまいます。辛辣な忍野もカッコイイ。しかし、忍野は続けます。

 

忍野:「ただし、みんなが不幸になる方法ならあるけどね。」

 

と。

それは、キスショットは吸血鬼の力をほぼ持たないまま死ぬことも許されず、アララギくんの傍に居続けることになり、アララギくんは完全な人間には戻れず、生涯を全うするまで吸血鬼に血肉を提供し、業を背負うことになる。そして人間は吸血鬼という危険な存在を認知しながら黙認せざるを得ない状況になってしまう。という誰も得しないものでした。

それを聞いたキスショットは「そこまでして生き永らえたくはない!」とアララギくんに向かって強く死を望みますが、

 

アララギ:「ゴメンな。僕はお前を助けない。」

 

とつぶやくアララギくんの決断は、誰も幸せにならないバッドエンドであり、トゥルーエンドでした。この結末を教えてもらう(=専門家への依頼ということになる)のに対して、忍野から「チャラにした500万円を対価に方法を教えてもいい」と言われるあたり、忍野は初めからこうなることを見越していたんですね。やっぱり忍野、分かってて意地悪しちゃうところもカッコイイ。

アララギくんのセリフも、過去に助けた相手に対して今回も(命は)助けるけど、(それは結果的に望まれたものではないので)直接の助けにはならないという複数の意味が存在する一言で、言葉遊びが得意な西尾維新先生ならではだと感じましたね。

こうしてアララギくんの地獄のような春休みが終わり、新学期には普通の学生生活に戻りつつも、小さくなったキスショット(この時点で忍ちゃんの見た目になっている)とずっと生きていく覚悟を決めるシーンで映画は締めくくられます。

「決して癒えることのない、僕たちの傷の物語」と添えて。

 

原作ファンからは賛否両論のようで

ということで原作を知らない私が見た感想でしたが、延期され続けて、ずーーっと楽しみにしていた傷物語の映像化だっただけに、3部作すべてが最高に楽しめる映画でした。たぶんBDBOX出たら買っちゃうと思います。というか既に1部・2部のBD買って、復習してから5週目特典のクリアファイルと、6週目特典のポートレートのために観に行っちゃいそうな気がしてます(笑)

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今回は他のシリーズのキャラとのコラボ短編小説がもらえましたが、個人的には来週以降の特典のほうが気になる…!

特典の詳細は公式サイトを初めとしていくつかの記事で詳しく紹介されているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

www.kizumonogatari-movie.com

 

とまぁ、ここまで長々と語ってきたんですが、実は原作は化物語の上・下しか持ってないんですよ。活字が苦手で小説の類はなかなか集中力が続かなくていつも途中で断念してしまうんですが、これを機にもう一度、原作の物語シリーズに挑戦してみようかなぁ…。

ちなみに原作ファンの意見をみると多いのが「羽川さんがメインになってるじゃねぇか!」というものでした。確かに傷物語はアララギくんとキスショットの物語ですから、羽川さんにスポットが多く当たっている今作からはそういった意見が出るのも頷けます。

でもまぁ、アニメファンの私個人の意見としてはメインヒロインの立ち位置としてはいいポジションを陣取っていたんじゃないかと思いますけどね。ただ、原作ファンの方々も最終的には「映画としてのクオリティは申し分ない」としていますから、やはりファンにとって観て損はない作品であることは間違いないようです。

 

そういえば劇中でアララギくんの力によって巨木がたっていましたが、あれってもしかしてアニメの学習塾跡の木と同じものなんですかね?だとしたらあのすっごい綺麗な建物が学習塾跡ってこと?アニメとはだいぶ大きさも、綺麗さも、建物の構造自体、違うような気がしますが…映画クオリティで描くとあんな感じの建物になるんですかね?

でもまぁ、アララギ家のお風呂もアニメではものすごく広い空間に1人がやっと入れるくらいのオシャレなバスタブがポツンと置かれているわけですが、原作では家庭的なごく普通の大きさの風呂場と書かれているようですし、そう考えると映画クオリティで学習塾跡が豪華になるのも不思議ではないのかもしれませんね。

さて、時系列的には濃密な春休みを過ごした直後にアニメシリーズ第1弾の化物語へと繋がっていくわけですが、アララギくんの1年間って本当にえらいこっちゃなんだなぁ。

とりあえずお喋りが大好きだったキスショットが一言も発しなくなるところから、血肉ではなくドーナツが好きになるところを経て、偽物語で忍ちゃんと和解するまでを見返そうっと。